日本生命、国際金融公社が発行するソーシャルボンドへ投資

新型コロナウイルス感染症対策支援も日本生命保険相互会社は4月10日、国際金融公社が発行するソーシャルボンドへ投資を行ったことを発表した。ソーシャルボンドは社会貢献債ともいい、開発途上国支援や地球温暖化対策など、世界的な社会問題の解決に充てる目的で資金を調達する債券を指す。同社は今回の投資に2億豪ドル（約131億円）を用意、これは国際金融公社が新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の急速な拡大に伴う発展途上国の民間企業への緊急支援を実施するという発表を受けて単独の機関投資家向けに発行されたものに投資している。そのため、調達した資金は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた国を含む発展途上国における支援プロジェクトに充てられる。民間企業を支援国際金融公社は、民間セクターへの支援に特化した世界最大規模の国際開発金融機関である。国際金融公社では新型コロナウイルス感染症の拡大による景気低迷に影響を受けている民間企業とその従業員に対して80億米ドルの新型コロナウイルス感染症関連の融資枠を設定。民間企業はもちろん、パンデミックの影響を直接受けている観光や製造といった経済セクターを資金面で支援するとのこと。また、同支援は医療関連サービスや医療機器、医薬品への需要増に対処しているヘルスケアや関連産業などにも対応を予定している。日本生命保険相互会社はソーシャルボンドへの投資を通じて環境問題や社会貢献に資することを目標としており、今後も、社会公共性等にそったかたちで契約者の利益拡大に寄与していきたいとのこと。（画像はプレスリリースより）▼外部リンク日本生命保険相互会社ニュースリリースhttps://www.nissay.co.jp/news/2020/pdf/20200410.pdf●この記事に関連したニュースカテゴリ：その他（記事提供：スーパー・アカデミー）
情報元サイト：「保険市場タイムズ」
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